秋の始まり9月です。 今年 …
2014年 06月の山口
6月の色 雨が似合う色
6月になると春から夏に季節をつなぐ花たちが梅雨の景色を彩ります。
手元にある「雨の名前」(小学館)のページをめくって梅雨の名前をチェックしてみると
「青梅雨」「暴れ梅雨」「荒梅雨」「蝦夷梅雨」「送り梅雨」「男梅雨」「女梅雨」
「返り梅雨」「空梅雨」「走り梅雨」「迎え梅雨」と11種類もありました。
また「五月雨(さみだれ)」も梅雨を表す言葉ですね。
一口に梅雨と言っても梅雨の始まりからピークを迎え
そして梅雨の終わりまでそれぞれ趣きのある名前が付けられています。
そんな日本の季節感あふれる梅雨に似合う花たち。
宇部市のときわ公園のしょうぶ苑には梅雨を彩る花がいっぱいです。
しっとりとした雨を含んだ花のかたまりが鮮やかな生気に満たされ、
雨に煙る風景を赤や青そして紫色で飾っています。
写真撮影の場合、ピーカンよりも曇り空や雨が少し降っているほうが
植物の葉などの光の乱反射が抑えられ、色が引きしまって色鮮やかに表現することができます。
花ショウブやアジサイは小さな雨つぶが良く似合っていて、埃が洗われて瑞々しさが増してきます。
青空に映える花の色も好きですが、
雨が似合う花の色も分厚い雲に覆われた日々の暮らしの中で心を豊かにしてくれます。