はじめまして! 12月4日 …
山口駅通りの裏通りのお話
痕思記 第二弾 裏通りの痕跡
母から聞いた話ですが、山口駅通りと平行して細い通りがありますが、
その通りは、博打、女郎屋、質屋、居酒屋が並ぶ、夜の町だったそうです。
昔で言う「粋でいなせ」な若者たちが歩いている様子が、浮かび上がります。
今でも裏通りを歩くと、名残が残っています。
質屋の看板や、小さなスナック、など。
知る人ぞ知る、あの山吹さん(おそば屋さん)の建物は
昔、女郎屋だったそうです。
建物の作りも、確かに言われてみれば女郎屋です。
江戸時代の女郎屋と、そば屋さんは密接な関係が有るみたいですが、
ここでは触れません。
山吹さんは建物の修復しながら、今でも大事に建物を維持されております。
壁には小舞竹組に土壁といった方法で、ご自分で修復されているそうです。
もちろん私も小さい時から山吹さんによく食べに行っておりました。
そば、寿司、うどん、カレー丼、などが人気です。
味、店内、お皿、コップなどすべて当時のままで大事に維持されております。
私がいつも頼む物は、メニューには無い カレーライス!
(昔のメニューには、ありました)
白く浅い大きな皿に、薄黄色のとろみの有るカレールー。
味は『食べた事の無い懐かしい味!』って味です。
皆さんも裏メニューのカレーライス頼んでみて下さい。すべて昔のまま
味わえます!
山吹を美味しく味わうコツをお話ししておきます。
スタイルは、山下清の様な超ラフな格好で堂々と行き、新聞を見ながら食べる!と、美味いです。
(味わうコツは少々ハードルが高いですが、挑戦して下さい。)
家族でよく行った、山吹さん、これからも末永く続けてほしいです。
話はそれましたが、山口の裏通りのお話でした。