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時  間

文 / 悠紀子


記憶をたどると、多分小学校の高学年のころ。
仕事の関係で海外に行く機会が多かった父からスイス土産に腕時計をもらった。

それまでは玩具だったりお菓子だったりがメインで、
アクセサリーや洋服などの土産は5つ上の姉と母へというのがパターンだったのに。

10才そこそこの自分には、革バンドの腕時計は半分誇らしくて半分期待外れで、
ちょっと複雑な気持ちになったことを覚えている。

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その後はと言えば、けっこうなトムボーイだったので、特別なお出かけの時以外は母がどこかにしまい込み、
腕時計を必要とする頃には自分の好みのものを身につけるようになっていた。

あ! そういえばあの時計。と思い出したのは実は10年ほど前のこと。
自分のものになってから裕に30年は経っていたような・・・。

引き出しの奥から引っ張りだすと、あまり身につけた覚えはなかったのに
それでも皮のバンドは経年劣化してしまい、ベルト穴も裂けていて、とても使える状態ではない。

近所の時計屋さんに相談すると、銀座の本店(日本総代理店)に持って行ってみたらとアドバイスを受けた。

コンステレーションでもなければシーマスターでもないのにすみませんという思いを胸に(苦笑)、
厳かな入り口の本店に伺うと、「残念ながら オリジナルのものと同じバンドは扱っていないのですが」
という前置きはあったものの、ほぼデザインに干渉しないバンドを選ぶことができた。
(ちなみに、本体にバンドを噛ませるようになっているため、
このシリーズだけの特別なバンドが必要となります)

歴史学者であり骨董の収集家でもあった父からは、何かを特別に教わったことはない。
それでも、良いもの(高価なものという意味ではなく)には時間を超えても変わらない価値があり、
それを継承していく人や店がその価値を作っていくのだということを、人生の中で身に付けたように思う。

ちょっぴり嬉しかったのは、綺麗になった時計を引き取りに伺ったとき、
年配のスタッフから「時々はオーバーホールしないといけませんよ」と叱られたこと。

幸せなことに、山口にも確かな腕と目を持つ修理人がいる。

下関の「A&O アンティーク アンド オールディーズ」なら、
手入れの行き届いていない時計を見て、愛のムチをくれるに違いない。

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A&O / アンティーク&オールディーズ

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店内からテラスに抜けるとfire kingのカップでサーブされるカフェへ。

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rootersでも素敵な投稿の春日さんが代表を努めています。本人は「ただの釣りキチです。」と。

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歴史情緒の町[長府]の中心のちょっと高台に。

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夏にはすぐ近くの小川に蛍が集まってきます。



→ A&O offcial site



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